938

【保存版】店長研修後のフォローアップで結果を出す方法とは?

【保存版】店長研修後のフォローアップで結果を出す方法とは?
監修者
直人成田
直人成田 ジャパンブルーコンサルティング株式会社 代表取締役

ジャパンブルーコンサルティング株式会社
代表取締役 成田直人
出版:国内15冊・韓国2冊|雑誌掲載・連載:150回以上

明治大学商学部商学科卒業

19歳の時にABCマートアルバイト個人売上日本一、22歳でPCデポにて7ヶ月で個人売上1億円達成、翌年2007年3月に小売・サービス業専門教育研修・コンサルティング企業ジャパンブルーコンサルティング株式会社を設立し代表取締役に就任。

これまでに400社・受講生15万名・登壇回数4000回を突破。著者としても接客業・店長向け書籍を中心に18冊(内2冊は韓国出版)、累計13万部を超える作家として活動中。さらに、PRESIDENT・日経ビジネスでも表紙・巻頭特集を飾る。“机上の空論”はなく、現役販売員も務め現場感には定評がある。これまでにクライアントの多くが昨対比120%を超え、1年でGoogle口コミ1店舗で10000件・5.0点を獲得するなど、セールス×接客サービス指導においてもこの上ない結果を実現している。

功績が評価され、中小企業のノーベル賞と言われる「東久邇宮文化褒章」を受賞。2019年からお笑いの殿堂M-1グランプリやボディビルの大会に出場、2020年FMヨコハマメインパーソナリティに就任。また2024年には、Manage HR Magazine Sales Training Companies in APAC 2024 Company of the yearを受賞。現在では、ソフトクリーム専門店・催事販売代行・インバウンド集客支援・営業代行企業のオーナーを務めるなど自身で店舗経営をし、全方向から店舗支援をする事業を立ちあげている。

執筆者
ジャパンブルーコンサルティング 編集部
ジャパンブルーコンサルティング 編集部

ジャパンブルーコンサルティングは、2024年で17周年を迎える教育研修・コンサルティングカンパニーです。小売・サービス業界に専門性を持ち「良い」よりも「結果」が出る教育研修・コンサルティングの提供に努めています。教育研修やコンサルティングの成功実績を元に、販売・接客に関するナレッジをご紹介していきます。

「せっかく店長研修を実施したのに、現場で全く活かされていない…」
「研修後のフォローアップが大切とは聞くけれど、具体的に何をすればいいんだろう…」と感じていませんか。
時間と費用をかけた研修の効果が持続しないのは、非常にもったいない事態です。

研修で得た学びを本当の意味で現場に根付かせ、成果につなげるためには、その後の計画的な働きかけが欠かせません。

この記事では、店長の成長を後押しし、店舗全体のパフォーマンス向上を目指すマネージャーや人事担当者(研修運営担当者)の方に向けて、
– なぜ店長研修後のフォローアップが重要なのか
– 成果につながる具体的なフォローアップの方法
– フォローアップを成功させるためのポイント

上記について、解説しています。

適切なフォローアップは、店長自身の成長を促すだけでなく、店舗全体の活性化にもつながるでしょう。
この記事を参考に、研修の効果を最大限に引き出すための具体的な一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
ぜひ参考にしてください。

目次

店長研修の重要性と目的

店長研修は、店舗の成果を最大化し、組織全体の成長を促すための極めて重要な投資です。
これまでは、店長研修を実施する企業は少なかったです。理由は、店長は店舗を「管理」する人ですからオペレーションスキルを身につければ良かったからです。それこそ人材不足とは無縁でマネジメント力が低くても次から次へと求職者がやってくる時代がありました。しかし、今はオペレーションスキルのみならず様々なスキルが必要になっています。

店長研修のカリキュラムも単にオペレーションスキルを教える場ではなく、企業のビジョンを自店舗に落とし込めるリーダーシップ力開発をする場でもあります。さらには、一緒に働くスタッフの働きがいを作り低離職率に抑えられるマネジメント能力も欠かせないスキルです。・・・と言えばいうほど多岐に渡るのでこのあたりで。

今後は本部施策を実行するだけの部隊としてではなく、店舗で働くスタッフも含めた全員で顧客を魅了する企画を立案して実行しファンを増やしていく、という動きも必要です。こういった攻めの店舗経営ができる優れた店長一人ひとりの育成こそが自店舗を地域一番にする王道と言えるでしょう。

当社の店長研修をご受講頂いた九州の小売店店長は、「今までは自分で考えることよりも、与えられることが多く正直こなしていた。しかし、成田研修を受けるようになって自分たちで考えて売上を作っていくという発想はとても自分に合っていて20年間働いてきましたが今が一番楽しいですし、売上も数年で一番伸びているのでやりがいがあります。研修受講当初は自分の実力のなさに落ち込みました。いかに本部に助けられてきたのかを実感し謙虚な気持ちになれたのも受講して良かった点です」とフィードバックをいただきました。

自分が変われば周りも変わる、結果が出なくても他責にするのではなく自責で課題を見つけて解決するための能力開発を行う習慣形成こそが当社の研修の特徴と言えます。オペレーション運営を卒業し、大変ですが自分たちで店舗経営するんだ!という店舗を自分ごとにすることで各店舗が光り輝くのです。

店長研修×フォローアップがもたらす効果とは?

店長研修は、単に業務知識を学ぶだけの場ではありません。その最大の効果は、店舗経営の質を根本から向上させる点にあるでしょう。例えば、研修を通じてデータ分析やマーケティングの視点を養うことで、感覚だけに頼らない科学的な店舗運営が可能になります。これにより、客単価やリピート率が改善し、結果として売上が前年比で110%以上に伸びた事例も少なくありません。

また、リーダーシップやコーチングスキルを体系的に学ぶことで、アルバイトや社員の育成能力が格段に向上し、スタッフのモチベーションが高まり、離職率の低下や顧客満足度の向上といった好循環を生み出します。さらに、店長自身が経営者としての視点を持つようになり、コスト意識や利益創出への意欲が高まることも、企業にとって大きなメリットとなるのです。

しかし、学ぶだけではこれらのスキルは身につきません。研修はあくまでキッカケやセットアップの場であり成果を出す場所ではありません。研修を受講するだけでは結果が出るわけではなく研修後の計画→実践→改善→成果→共有のサイクルが回ってこそ上記のようなスキルを横断的に体得することができるのです。

研修運営担当者(人事部)やスーパーバイザーが一体となって店長研修で学んだことをアウトプットする支援をすることが欠かせません。研修講師任せにしたり、店長任せにするのではなく、同じ会社を変える変革者として研修に参加し成果を出す支援をすることで研修ははじめて成功します。

店長研修のフォローアップ:具体的なサポート内容

フォローアップの必要性

店長研修とは、店舗運営に必要なスキルを網羅的に学び、リーダーとしての土台を築くための重要なプログラムです。
単に業務マニュアルを覚えるのではなく、売上管理から人材育成、顧客対応まで、店長に求められる多角的な能力を体系的に習得する貴重な機会となります。

なぜなら、現代の店長が担う役割は、かつてなく複雑で広範囲にわたっているからです。
日々のオペレーションを回すだけでなく、スタッフ一人ひとりの成長に責任を持ち、お客様に最高の体験を提供し続ける必要がありました。
これら全ての課題に、個人の経験や勘だけで対応していくことには限界があるでしょう。

研修受講中に次回の研修に向けたアクションプランを当社の店長研修では実施しています。
これも受講したら受講したままになり翌月の研修を実施しても変化が見られないリスクを最小化することを目的としています
。

アクションリストは、研修内にて明確にします。いつまでに誰が何をどのようにを明確にし、ガントチャートに落とし込んでこのままスケジュール通りに実施すれば間違いなく1ヶ月で大きな変化や成果を出すことができる、という状態にまで作り込みを行います。

しかし、この行動計画も店長任せにすると「実行する店舗と実行しない店舗」の差が大きくなり研修計画が大幅に修正する必要性が出ます。これを防ぐためにフォローアップの仕組みが必要なのです。

店長研修のフォローアップ効果

店長研修の効果を最大限に引き出すためには、研修後のフォローアップは研修と同じくらい大切です。
研修で学んだ知識やスキルを現場で確実に定着させ、店長の行動変容を促すための、いわば研修の総仕上げと言えるでしょう。

多くの店長が、研修直後は意欲に満ちていても、日々の業務に追われるうちに学びが薄れてしまうケースが非常に多いです。結果的に課題を出しても「忙しくてできなかった」と研修で学んだマインドセットも知識で終わってしまいます。これでは研修効果を最大化することができません。
さらに、人は学んだことの約7割を1日後には忘れるとも言われており、振り返りを意図的に行わない限りすぐに研修内容は忘れ去られてしまいます。

定期的な上司によるフォローアップ面談で成功体験や失敗談を共有し、客観的なアドバイスを受けることで、課題解決の糸口が見つかるのです。
このサポートがあるからこそ研修で学ぶノウハウは各店長に定着し目標予算達成、スタッフの離職率低下に繋がるのです。

店長任せ、講師任せにせず、研修に関わる全員が当事者意識を持って研修をきっかけに組織改革するんだ、というコミットが何よりも大切と言えるでしょう。

研修後のフォローアップの具体的なサポート内容

肝心のサポート内容は、大きく分けて3つあります。これから紹介する3つのサポートを実行することで研修効果は最大化されます。「ここまでやる必要があるのか」と思うかもしれませんが、それだけフォローアップは研修成果を出すためには必要です。当社の取り組みを紹介させていただきます。

①講師と研修運営担当者(人事部)とSVの定期ミーティング

月1回当社とクライアントでフォローアップの時間を作っています。ここでは課題の進捗状況や、現状組織が抱えている悩みなど幅広くヒアリングをします。代表成田による400社63業種での成功事例をベースに修正・改善する具体策を共有します。

このヒアリングと解決策提示の時間がないとクライアントも「このまま進めていいのかな」という迷いが生じたり、課題の進捗が思わしくないまま次回の研修を迎える、という最悪な状況になってしまいます。これそ防ぐために行なっています。

②店長とSVの1on1ミーティング

次に店長の一番の理解者であるスーパーバイザーによる個人面談です。研修終了後に1ヶ月間かけてどう自分自身を成長させていくのか?研修課題の行動計画をたてるのか?を明確にします。一人でやるには経験が足りない店長が多いため基本的にはSVが俯瞰して見ながら一緒に決めるのが得策です。また、次回の研修前に振り返りを含めた1on1を実施することでPDCAがしっかりと周り研修をきっかけに成果を積み上げることが可能です。

③店長同士がオンラインに定期的に集まる研修振り返りミーティング(ファシリテートは研修運営担当者)

続いて各店舗の店長同士がZOOMなどオンラインミーティングで集いお互いの進捗を発表する時間を作りましょう。SVとの面談だけではなく他店舗の店長の取り組みを聞いて「もっと自分もがんばろう」や「このやり方は素晴らしい、自分の店舗でも実践しよう」となります。1時間で3,4人グループに分かれながら取り組めばグループ変えもでき効率的です。ぜひ取り入れてみてください。

フォローアップで成果を出す方法

研修の成果を確実なものにするには、上記で説明したような3つのフォローアップを含めた計画的なフォローアップ体制の構築が不可欠です。まず、学んだ内容を基に、店長自身が具体的な行動計画を立てることが重要になります。例えば、大手アパレルクライアントでは、「研修期間中はスタッフとの1on1ミーティングを月1回実施し、離職率を0%に改善する」といった数値目標(KPI)を設定してもらいました。なかなかなチャレンジングな目標でした。

次に、エリアマネージャーが月2回(研修直後・次回研修前)の店長との定期面談で進捗を確認し、PDCAサイクルを回す支援を行いました。店長は研修を通じてリーダーシップ・マネジメント・問題解決能力を身につけるだけではなく、スタッフとの良好な人間関係を構築できるコミュニケーションを自学(主にビジネス書)で勉強しました。この学習と行動計画が素晴らしかったです。

さらに、店長同士が成功事例や悩みを共有する勉強会を設けることで、モチベーション維持とスキル定着に大きく繋がりました。こうした継続的な仕組み作りの結果、自身はじめての年間離職率ゼロという結果になりました。(もともと何%だったのかのデータは手元にありませんが、課題設定するくらいですからそれなりに離職率は高かったのではないかと予想します。)

効果的なフォローアップの実践例

店長研修の効果を最大化するフォローアップとは、研修内容を実際の店舗運営に組み込む継続的な仕組みづくりです。
研修で得た学びを「知識」で終わらせず、店長の「行動」に変えていくための具体的なアクションが何よりも重要になります。
先に述べたとおり、一回きりの面談ではなく、定期的な関わりを通して、研修の成果を着実に現場へ浸透させていきましょう。

そうしないと、「研修内容は良かったけど、実践する余裕がない」と感じる店長が出てくることが予想されます。
だからこそ、研修内容を思い出し、実践を促すための定期的な機会を会社側が意図的に設けることが、行動変容を後押しする鍵となるのです。

すでに上記で取り組み例をご紹介していますが、ここでは、「成功事例報告会」の時間を設けているクライアントの実例を紹介します。

研修受講後に課題設定・目標設定した内容がしっかりと達成された場合、月1回の店長同士の共有ミーティングで一番成果のでた店長(SVや人事部が選抜)が時間をかけてプレゼンをします。このプレゼン資料も研修運営担当者である人事部と一緒に作り込みをします。具体的な構成は以下のとおりです。

①どんな成果を出したのか?
②どうやってその成果を出したのか?
③実行計画
④うまくいかなかったこと(表面化したリスク)
⑤工夫して取り組んだこと
⑥他店舗でも実行するにはどうしたらいいか?
⑦まず他店舗が何から始めればいいのか?

主にこの流れでプレゼン資料を作成して全体発表をします。さらに、社内SNSに同成功事例のプレゼン資料と動画を共有するスレッドを立てます。そうすることで欠席した店長や振り返りもできるため効果的です。

このフォローアップの仕組みは効果絶大なのでおすすめです。

フォローアップを活かしたキャリア形成

店長研修後のフォローアップは、単に学んだ内容を定着させるだけでなく、店長自身のキャリアを戦略的に築くための重要な機会となります。フォローアップ面談で設定した売上目標やKPIの達成に向けた実践は、課題解決能力やリーダーシップを飛躍的に向上させるでしょう。

上司や人事担当者との定期的な対話を通じて、自身の強みや今後の課題を客観的に把握できるため、キャリアパスがより明確になるはずです。例えば、エリアマネージャーやスーパーバイザーといった次のステップや、本部での商品開発や人材育成といった異なる職種への道筋が見えてきます。

受け身の姿勢ではなく、自らの5年後、10年後のビジョン実現のためにフォローアップの機会を主体的に活用することが、理想のキャリア形成につながります。フォローアップは研修成果を最大化させるだけではなく店長自身の未来も描く重要な時間になります。

まとめ:研修効果を持続させるフォローアップで優秀な店長を育てよう

今回は、店長研修後のフォローアップの重要性について、
– なぜ研修後のフォローアップが重要なのか
– 結果につながる具体的なフォローアップ方法
– フォローアップを成功させるためのコツ

上記について、解説してきました。

店長研修は、一度実施して終わりではありません。
その後の継続的なフォローアップこそが、店長の成長と店舗の業績向上に直結するのです。

なぜなら、研修で得た知識は現場での実践を通じて初めて本物のスキルとなるからでしょう。
研修に時間とコストをかけたのに、なかなか現場の行動が変わらないと悩んでいる研修運営担当者もいるかもしれません。
この記事で紹介した方法を参考に、まずはすでに店長研修を他社で実行していたら一つでも実践できることから始めてみませんか。小さな一歩が、店長の意識と行動を変えるきっかけになります。

適切なフォローアップを続けることで、店長は自律的に考え行動するリーダーへと成長していくでしょう。
その結果、店長研修導入の目的である業績向上や離職率低下という形で成果が表れるはずです。

店長研修のフォローアップ術に限らず店長研修の全体像をしりたいという方は、店長研修完全ガイド:売上UPの秘訣の記事も併せてお読みいただけると研修効果をより最大化できるかと思います。

監修者紹介

直人成田

直人成田

ジャパンブルーコンサルティング株式会社 代表取締役

ジャパンブルーコンサルティング株式会社
代表取締役 成田直人
出版:国内15冊・韓国2冊|雑誌掲載・連載:150回以上

明治大学商学部商学科卒業

19歳の時にABCマートアルバイト個人売上日本一、22歳でPCデポにて7ヶ月で個人売上1億円達成、翌年2007年3月に小売・サービス業専門教育研修・コンサルティング企業ジャパンブルーコンサルティング株式会社を設立し代表取締役に就任。

これまでに400社・受講生15万名・登壇回数4000回を突破。著者としても接客業・店長向け書籍を中心に18冊(内2冊は韓国出版)、累計13万部を超える作家として活動中。さらに、PRESIDENT・日経ビジネスでも表紙・巻頭特集を飾る。“机上の空論”はなく、現役販売員も務め現場感には定評がある。これまでにクライアントの多くが昨対比120%を超え、1年でGoogle口コミ1店舗で10000件・5.0点を獲得するなど、セールス×接客サービス指導においてもこの上ない結果を実現している。

功績が評価され、中小企業のノーベル賞と言われる「東久邇宮文化褒章」を受賞。2019年からお笑いの殿堂M-1グランプリやボディビルの大会に出場、2020年FMヨコハマメインパーソナリティに就任。また2024年には、Manage HR Magazine Sales Training Companies in APAC 2024 Company of the yearを受賞。現在では、ソフトクリーム専門店・催事販売代行・インバウンド集客支援・営業代行企業のオーナーを務めるなど自身で店舗経営をし、全方向から店舗支援をする事業を立ちあげている。