大手タイヤメーカー様主催〜全国優績店舗表彰イベントでの基調講演〜

日本中から優秀店舗店長と経営陣が集まる大規模イベント

コロナ以前に名古屋の大きなホテルのバンケットルームで開催されたタイヤメーカー様の表彰イベントで基調講演を90分担当させていただきました。印象的だったので事例として紹介させていただきます。

全国のガソリンスタンド、カー用品店など自動車に関連する店舗が一同に集まりました。すごい熱気だったのを今でもよく覚えています。(この後に、大手商社様との法人研修取引が3年続きました。この話も改めてお話しします)

本イベントでの講演内容は「売れ続ける店舗になるために何が必要か?」がテーマでした。

全国から集まっている優秀店舗関係者はどの店舗も素晴らしいです。
スタッドレスタイヤの販売キャンペーンで全国トップクラスの業績を叩き出すだけあって素晴らしい取り組みが発表され私自身も勉強になりました。(※クライアントのリクエスト次第でイベントは最初から一緒に受講致します。)

中でも表彰店舗の特徴は、
・競合店との差別化(価格・品揃え)
・接客力向上による客単価アップ
の二つでした。どこの店舗(企業)も特色を活かした店舗運営でキャンペーン期間内の爆発力が素晴らしかったです。

いったい、これだけ結果をだしている店舗経営者・店長にとってどんな学びのある話ができるのか?
ずっと、各店舗の発表と表彰を見ながら考えていました。

スタッドレスタイヤの早期予約はまだまだ取りきれていない課題の発見

各店舗の話を聞いていると、その年に突発的な大雪に見舞われた店舗は天災とはいえ有利な状況でした。
こればかりはエリアを選べるわけではないので、仕方ありません。(コントロールできないことは基本手放すのが吉ですから)

そこで特需を棚ぼたとして考えた時に、どうしたら順調に成約数を伸ばすことができるのか。
これは、早期予約一択です。売れ続けるためにはスタッドレスタイヤを一番最初に営業できる存在になることだ、という話をしました。

具体的にどんな話をしたのかというと、顧客リストに対してEメールやLINE、郵送をはじめとしたスタッドレスタイヤに履き替えることで得られる安全性を定期配信することです。

私はこれを顧客を育てる、と表現しています。
昨年もそうでしたが、全国各地突発的な大雪に見舞われてノーマルタイヤでは全く動けなくなるという事態が激増しています。
(おかげで研修も何件もリスケになりました・・・)

お客様が緊急度が高い状態であれば商品やサービスを売るのは比較的簡単です。
しかし、早期予約は緊急度は極めて低い8、9月が予約開始になります。

まだ30度を超す中、スタッドレスタイヤの予約を受け付けます。
どの企業もほぼ予約が入ることなく緊急度が高くなりポツポツと予約が入る、というのが例年です。

これでは最初に営業をかける存在とはほど遠いです。
お客様が必要だ!と認識しない限り店頭や運転をしていて外からPOPを見たとしてもほぼ視界に入らないでしょう。

だから、顧客を教育するのです。

そうすることで、スタッドレスキャンペーンを8.9月に配信することで10月以降の取り付け予約を取ることができます。
先手先手を打つことで成約数を伸ばすことができます。

さらに、普段から店舗と顧客の信頼関係が積み上がっていれば、メーカー商品が売りやすい環境になります。(本メーカーは比較的中価格帯以上の商品が多い)

より高品質・高価格な商品が売れることで顧客満足度は高まり店舗やブランドに対するLTVは上がります。

いかに早く営業をかけるか、必要性を作り出せるかがカギとなるのでオンライン上でも顧客との信頼関係を育む手間をかけることが大切です。

これは余談ですが、(講演時に話した内容ではありません)当社クライアントの車検工場では本社施策としてグーグル口コミの最新情報を運用代行しています。そのため非常に綺麗なバナーと整った文章が最新情報に毎週投稿されます。

これはこれで必要なことなのですが、やはり店舗スタッフが書くことが大切。
かけた時間分だけお客様が見てくれると言われるので、コピペした最新情報では一瞬しか見てもらえません。

そうではなく、自分達で「どうしたらお客様来てくれるかな」と考えて考え抜いて書き出したテキストとアップするサムネイル画像がより多くの人の目に止まるのです。

話はそれましたが、私のセミナーは

①顧客を育てて最初に営業をする存在になる
②高単価商品が売り込まなくても売れる徳を1年かけて作りましょう。
③グーグル口コミの投稿してもらう
③に関しては今ならもっと良い話ができていますね)

ということを伝えました。
もちろん事例つきで。

店舗経営・集客・販促イベントは新時代を迎えた

これまでのイメージ型のブランディングは通用しなくなりました。

顧客は自分で調べて店舗価値を可視化して比較します。
その一つが口コミです。口コミが低い・少なければどんなにイメージが良い広告を見ても集客には繋がりにくいです。

店舗経営も効率重視から手間重視に今後変わっていくことでしょう。
(一部の大手企業はセルフ型に変わっていくでしょうが)

販促イベントも本社一括で統括管理するような金太郎飴イベントも集客できなくなるでしょう。
毎月店頭に立っているのでこういう感覚にいたっています。

新時代に合わせた店舗の役割・集客導線をリニューアルしつつ顧客価値の高い店舗を作り出すことが急務です。

お祝いの講演ではありましたが、こういった話をさせていただきました。

皆様は素晴らしい、だからこそもっと先を行って、次なる受賞者を育てて欲しい。
そのためにも時流を読んだ戦略が欠かせない。その一つが集客である。
チラシ・広告型の集客からグーグル口コミへと移っていく。
一時的な勝者ではなく、勝ち続けるためのスタッドレス販売文化作りのために必要な要素は3つある。
①顧客を育てて最初に営業をする存在になる
②高単価商品が売り込まなくても売れる徳を1年かけて作りましょう。
③グーグル口コミの最新情報・店舗ブログは必ずスタッフが更新する

という話をしました。

(今では食べログを超えた利用率を誇るグーグル口コミが誕生していますし、この頃話したことは現実になっていますね)

いかがでしたでしょうか。
売れる→短期決戦
売れ続ける→強みを活かす、顧客を育てる

という話をしてここで終わらない、むしろ始まりなんだ!というメッセージと共にお話しさせていただきました。

ぜひ御社でも私の講演採用されませんか?
これまでにない価値の高い講演会になることをお約束します。

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