管理職研修

管理職研修で大切にしている現場とのコミュニケーション術

管理職研修のカリキュラムで重要な「コントロールを手放す」について

私が企業研修やコンサルティングでクライアント訪問をする際に上下間でのコミュニケーションを細かく見るようにしています。

そこで「お前」「だからダメなんだよ」こういった旧来のマネジメントコミュニケーションをしている企業のサポートをする際は店長研修を受注したとしても管理職研修もセットでお願いするようにしています。

なぜなら、店長研修の価値が半減するからです。

なぜ半減するのか?

社内研修でスキルアップをするための研修や課題をこなす過程に必要になるのが「コミットメント」になります。

この店長陣のコミットメントの醸成は本社との関係性に他なりません。

もちろん店内スタッフとの不和があったり、スタッフに指摘ができず全部自分でやろうとして潰れてしまう店長もいます。(今回のテーマではこの話は取り上げません)

スーパーバイザーや営業部との関係性はとても重要で、「この会社のために頑張ろう!」と思うかどうかで業績も大きく変わります。

私が担当した企業でデパ地下専門で事業を展開していたある会社の売上は管理職研修で20%アップしました。

それほど管理職と店長との関係性一つで売上は大きく変わるのです。

ではこの良好な関係性はどうしたら築けるのか?

まずはじめに私が管理職に伝えるのは「これまでの常識はすべて捨ててください。」です。

管理職と店長の間に欠かせない3Sコミュニケーション術(管理職研修カリキュラム)

常識とは「命令」や「強制」を含む従わせるコミュニケーションです。

今の管理職(40代以上)が店長をしていた頃とずいぶんと世間は変わっています。

中でもパワハラをはじめとしたハラスメントを受けた部下が声を挙げやすくなっています。もうこれまでのような圧迫的なコミュニケーションはリスクでしかないのです。

「私はそんなつもりはない・・・」と言っても受け手である部下がパワハラといえばパワハラなのです。

もちろんその場では文句を言わないのですが、私店長と個人面談をすると「上司の言い方に耐えられない」というフィードバックをよく受けます。

このような状態で店長研修だけを進めてもコミットメントは生まれないのは明白ですよね。

話を戻しましょう。3Sコミュニケーションとは、部下(店長)の主体性やコミットメントを醸成するコミュニケーション術です。

承認・・・「〇〇をしてくれてありがとう」→当たり前とは思わないこと
尊重・・・「○○さんよろしくお願いします」→呼び捨てやお前とは言わないこと
賞賛・・・「素晴らしい!」→目標達成は褒めること

ざっくりしすぎた解説になっていますが(笑)あ3Sコミュニケーションを徹底することで社内の雰囲気が大きく変わります。

基本的にこれまではピラミッド型で指示命令の統制が取れていることが組織において重要視されていました。

なぜなら、それが一番楽だったからです。部下の主体性やコミットメントを生み出すのには時間も労力もかかります。

そんな面倒な方法を選択するよりも「言ったことだけをやれば良い!」という指示系統が明確な方が上司も部下も楽だった点が大きかったと思います。

しかし、現代では逆にこのマネジメントを選択することで伴った成果が出るどころかマイナスにしか働かなくなったことはご理解いただけると思います。

役職は役割でしかないという認識(上司が偉そうにして良いわけではない)と、会社と従業員の関係性が限りなくフラット(主従関係から対等関係)になってきている現代とではマネジメントミスマッチがおこっています。

指示命令系統が明確な軍隊型マネジメントから個人の主体性やコミットメントを生み出す創造型マネジメントへの過渡期だと私は思っています。

店舗ビジネスでもっとわかりやすい表現をすれば「オペレーション型マネジメントからクリエイティブ型マネジメントへの移行」です。

今組織風土やコミュニケーション文化を現代型にアップデートしなければ人手不足に陥ります。すぐに取り入れていきましょう。

 

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